イスラエル国防相が訪日 防衛協力の覚書を締結 外交関係樹立70周年

訪日中のイスラエルのベニー・ガンツ国防相は30日、浜田靖一防衛相と会談を行い、防衛分野での協力強化に関する覚書に署名した。イスラエル国防省、日本の防衛省が発表した。
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ガンツ氏は日・イスラエル外交関係樹立70周年の節目に合わせて、イスラエル防衛相としては約10年ぶりに来日した。防衛相会談では「自由で開かれたインド太平洋」や中東情勢、ウクライナ情勢などが議題にあがったほか、二国間の防衛装備、技術協力や軍軍種間協力などを深化させることで一致した。
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ガンツ国防相は29日からの訪日で、松野博一官房長官や林芳正外相とも会談。林外相は8月初旬のイスラエル軍によるパレスチナ人自治区ガザ地区の攻撃を念頭に、国連決議に基づくイスラエルとパレスチナの「二国家解決」を支持する従来の日本の立場を説明し、緊張緩和を求めた。
ガンツ防衛相は訪日に先立つ27日、米国を訪問し国家安全保障担当のサリバン大統領補佐官と会談し、イランの核開発の阻止を訴えた。米国とイランはトランプ政権によって中止となった核合意の復活に向けて交渉を進めているが、イランと対立するイスラエルは新たな合意によってイランの核開発が止まることはないと主張し、危機感を強めている。
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