イラン軍、紅海で米軍の無人水上艦を拿捕

アフリカ大陸とアラビア半島の間に位置し、国際海運の重要な航路となっている紅海で、イラン海軍が米海軍所属の無人水上艦(シードローン)2機を拿捕した。米国のABCニュースが、イラン国営放送を引用して伝えている。
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ABCニュースによると、イラン海軍は米国のシードローン「Saildrone Explorer」2機を捕縛し、救命胴衣を着た兵士らが機体を調べたり、艦上に引き揚げたりしたという。イラン軍は国際航路に「無人スパイ水上艦」を複数発見したと発表している。
「Saildrone Explorer」は太陽光エネルギーによって動力を得て、海上交通を監視するシードローン。米軍も今回の事件を認めているが、「Saildrone Explorer」の技術は公開されており、米軍の重大な軍事機密が流出する心配はないとしている。
イラン・米国の核協議、再開は間近
CNNによると、イラン軍は先月末にもペルシャ湾で米軍の「Saildrone Explorer」の拿捕を試みたが、失敗に終わっていた。イラン側は自国近海で活動を強める米国の動きに対し警戒を強めているとみられる。
イランと米国はトランプ政権時代に中止となった核合意の再開に向け、EUを仲介に挟んで交渉を進めている。お互い譲歩をみせて距離が縮まっていると観測される一方、今回の拿捕事件のように軍の現場レベルでは双方の不信感が拭えていないのが現状だ。
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