テレグラフ紙は、「リズ・トラス氏が保守党首選で勝利を収めた場合、今冬、数百万世帯の家庭の電気料金を凍結する可能性を検討している」と報じている。
記事によれば、エネルギー企業スコティッシュ・パワーが、2年間で1000億ポンド分(およそ16兆930億円)の電気料金を凍結するとの計画を提案し、他の電力会社もこれに賛同したという。情報筋によれば、次期財務相候補であるクワシィ・クワーテンビジネス・エネルギー・産業戦略大臣も、このような措置に「かなり前向き」であるという。
これを受けて情報筋は、「電気料金を凍結するような、何らかのメカニズムが導入されると確信している」と述べた。
8月末、英国のガス・電力市場局は、世界のエネルギー価格の高騰により、10月1日から消費者の電気料金を最大で80%引き上げる可能性があると発表していた。 これにより、英国の家庭用電気料金は1578ポンド(およそ25万4000円)以上(80%)値上がりする可能性がある。ガス・電力市場局のジョナサン・ブレアリー最高責任者は、エネルギー価格はおそらく今後も値上がりし続けると警告し、次期首相に対して、価格上昇に対する新たな措置を講じるよう求めている。
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