OPEC+は次のようなコミュニケを発表した。
「OPECおよびこれに参加するOPEC非加盟の産油国は2022年10月、OPECおよびOPEC非加盟国の2022年8月の採掘レベルに戻ることを決めた」
OPEC+はこの決定について、石油市場の基礎的な指標と石油市場の見通しについての共通のコンセンサスに基づいてとられたと説明している。
また、OPEC+は、前回決定した日量10万バレルの増産は2022年9月までしか言及していないことを強調した。
ロシアのアレクサンドル・ノバク副首相は、OPEC+が10月に10万バレルの減産を決定したことについて、現在の市況とOPEC+技術委員会の評価によるものだと説明している。
「市況は全体としてはロシアには調整可能な状況だ。国内総生産(GDP)、世界経済の成長も同僚たち(OPEC+)によって多少調整されたと我々は見ている。世界経済の成長率は以前の予測は3.5%が見込まれていたものの、現在は3.1%程度と低くなっているため、合意の一環として割り当ての微調整を決定した。これは我々が十分に柔軟なツールを 持っており、それを使うことで増産も減産も両方の必要性を考慮できることを改めて示すものだ」
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