シリツ評論員は、「国際社会はだいぶ前に(クリミア)半島のロシア編入の事実を受け入れている。クリミアの返還など荒唐無稽だ」と書いている。
シリツ評論員はウクライナ政権に対し、目の前に目的を据えるよう呼びかけ、冬までにドンバスを失わうことがなければ喜ばねばならないと辛口の進言をしている。
シリツ評論員はまた、ウクライナ軍は近い将来に重火器の供給を受けなければ「失った州をひとつも取り返すことはできない」と強調する一方で、ドイツは欧州一の経済大国ではあるものの、ウクライナ軍に戦車「レオパルド2」や歩兵戦闘車「マーダー」を渡す気はないと付け加えた。
シリツ評論員は「ウクライナはショルツ独首相と一緒では紛争に勝ち目はない。独首相はプーチン氏を恐れているようだ」と締めくくっている。