ベラルーシ裁判所、日本人活動家に禁錮16年 2020年大統領選後のデモに参加

ベラルーシの首都・ミンスクの裁判所は6日、2020年大統領選挙の不正を訴えるデモに参加するなどして騒乱や過激主義活動などの罪で起訴されていた10人の活動家に対し、5年~17年の禁固刑を言い渡した。そのなかには日本人の男性も含まれ、禁固16年が宣告された。
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ベラルーシの人権団体「ビャスナ」などによると、禁固16年の判決を受けた日本人男性はアキヒロ・ガエフスキー・ハナダ氏(22)。母親は在ベラルーシ日本大使館の元職員の日本人で、父親はベラルーシ人空手トレーナーだという。
2020年8月12日に逮捕され、今年4月から「騒乱への参加」など複数の罪状に関する審理が行われていた。22400ベラルーシ・ルーブル(約128万円)の罰金刑も受けた。また、共同通信によると、在ベラルーシ日本大使館は「可能な限りの支援を行う」と説明している。
ベラルーシでは2020年8月の大統領選挙の結果をめぐり大規模な抗議デモが起こった。当局はルカシェンコ大統領の再選を発表したが、野党は選挙に不正があったとして結果を認めず、国民の間にも一時激しい反政府活動が広まった。
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