文書の冒頭、天皇陛下は「深い悲しみの気持ちと心よりの哀悼の意を表します。女王陛下が残された数多くの御功績と御貢献に心からの敬意と感謝を表明いたします」と述べられ、以下のように語られた。
「女王陛下は、70年の長きにわたり英国女王として同国並びに英連邦諸国の国民を導き、励まされました。また、世界の平和と安寧を常に願われたその御姿勢は、世界の多くの人々に深い感銘を与えました」
また、日英両国の関係や皇室と王室との交流について、以下のように綴られた。
「我が国との関係においても、女王陛下は両国の関係を常に温かく見守ってくださり、英王室と皇室の関係にも御心を寄せてくださいました。私の英国留学や英国訪問に際しても、さまざまな機会に温かく接していただき、幾多の御配慮をいただいたことに重ねて深く感謝したいと思います」
日本の皇室と英国の王室の関係は古くから続いており、エリザベス女王は昭和天皇、上皇さま、天皇陛下の3代にわたり交流。天皇陛下は名門オックスフォード大学への留学などで何度も英国を訪問され、エリザベス女王とたびたび面会するなどして交流を深められてきた。
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