元教師のイーノック・バーク被告は、その学校で長年にわたって歴史とドイツ語を教えていた。同紙によると、トランスジェンダーの生徒が被告に自分のことを「They(彼ら)」と呼ぶように求めたところ、被告はこの要求を拒否。これにより、バーク被告は学校側から停職処分を受けた。その後、裁判所から学校への立入禁止命令が出されたことで、被告は怒りを覚えたという。バーク被告は学校に行き、空き教室に入り、仕事に来たと訴えたところ、駆けつけた警察に逮捕された。法廷で被告は、法廷侮辱罪による無期懲役を言い渡された。この刑罰は、被告が立入禁止命令に従うと同意した場合のみ停止されるという。
出廷したバーク被告は、自分は学校を愛していると述べたという。被告は、「しかし、私が今日ここにいるのは、男の子を女の子とは呼ばないと言ったからだ。トランスジェンダーはキリスト教に対する私の信仰に反している。聖書にも、アイルランド聖公会の精神にも、私の学校の精神にも反している。私が投獄されるなんて、正気の沙汰とは思えない。それでも私はキリスト教の信仰を捨てない」と法廷で発言した。
これよりも前、スプートニクは日本で働くトランスジェンダーの会社員が、上司からセクハラを受けたとして訴えを起こした出来事について報じた。
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