エリザベス2世は1952年に即位し、70年以上にわたって女王として君臨し、その在位期間は英国で他のあらゆる君主よりも長かった。在位中に大英帝国は解体し、英国内では15人の首相が交代した。チャールズ新国王は皇太子としての肩書を65年以上も保持し、これも最長記録となった。
エリザベス2世はほぼ全世界を訪問した。129カ国に260回以上公式訪問したほか、その多くの国々から様々な褒章や称号を受け、その数は39万点を超える。エリザベス2世は風変わりなエピソードも数多く残している。
たとえばエリザベス2世は国内で運転免許を持たずに自動車を運転できた唯一の人物だったほか、パスポートも持っていなかった。また、誕生日が2回あった。一つ目は4月で、これは実際の誕生日。もう一つは公式上の誕生日で6月だった。
エリザベス2世は公務が多かったにも関わらず、素朴な趣味も持っていた。まず、サッカーの大ファンだったことは有名だ。エリザベス2世が愛したのはロンドンの「アーセナルFC」だった。もちろん、ナショナルチームの大ファンでもあった。また動物が好きで、特にコーギーはエリザベス2世が愛した犬種だった。生涯で30頭以上のコーギーを飼っていた。
また、ファッションにも軒並みならぬ愛を持っており、エリザベス2世が集めいていた帽子だけで、その数はなんと5000点以上に達する。
その他、エリザベス2世は次のような偉業で知られている。
1945年に補助地方義勇軍に参加し、技師として訓練を受けた。英国王室の女性としては初めてフルタイムの活動員として軍に参加した。
女王は幼いときに家庭教師からフランス語を学んだ。2014年の公式晩餐会ではフランス語で歓迎の挨拶を述べ、多くの出席者を驚かせた。
「クイーン・エリザベス」というバラが、即位の年である1952年に出された。
UK水域に生息するすべての白鳥、イルカ、クジラは法律的に女王のものとなっている。
女王には公式に「桂冠詩人」がいて、英国君主により名誉上の地位を授けられる。
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