環境保全のために肉と魚が学校の食堂から消える 仏・グルノーブル市

フランス南東部のグルノーブル市長はこのごろ、公立学校の食堂のメニューから肉と魚を除外し、ベジタリアンフードのみを提供すると決定をした。仏紙「フィガロ」が伝えている。
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同紙によると、「緑の党」出身の市長が環境問題を理由にこの極端にも思える決定をした。公立学校の食堂では今後、基本的にはベジタリアンフードのみを子どもたちに提供することとなる。それでも尚、肉と魚を食べたい人は予め要望を出さなくてはならないという。
行政当局は肉の消費や畜産が地球温暖化の原因になっていると説明し、市長のイニシアチブを支持している。だが、畜産が地球温暖化の原因になっているという学説は研究者の間でも議論が分かれているという。
ガーディアン紙:専門家が地球救済のため肉の消費削減を提唱
これまでに、ドイツ経済協力開発省のニールス・アネン政務次官は、ウクライナ情勢による「食品の価格危機」を背景に、耕作可能地を解放するために肉の消費を減らすよう求めた。
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