王氏は次のように指摘する。
「極東への傾倒を加速させている最も典型的な国がロシアである。この観点から、西側の制裁はロシアを打ちのめすのではなく、西側に対する幻想を捨て、徐々に東側とより深く融合し、繁栄する東側から利益を得つつ、新たな自己を見出すという新たなロシアを生み出すことになる。」
王氏によると、今後20年間は、極東にかつてないほどの資金が流れていくという。さらに、この地域は革新的技術の中心地となりつつあり、永住権を求める米国人にとって最も魅力的な場所にすらなっているというのが王氏の考えだ。
なかでも、ロシアはウクライナにおける特殊作戦開始後、ロシア市場から撤退する企業の代替企業をいち早く見つけ、今も多くの店舗が営業していることに王氏は注目している。記事によれば、「ロシア人の日常生活は、欧米の制裁によって大きな影響を受けていない」ものの、中・高所得者層にはある程度影響を及ぼしている可能性がある。
また王氏は、米国の代表は見当たらなかったが、東方経済フォーラムには60カ国以上の来賓が参加したことを指摘した。
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