世界の飢餓の問題はウクライナ危機以前から存在する=赤十字国際委員会

赤十字国際委員会(ICRC)のペーター・マウラー総裁は、ジュネーブ(スイス)での記者会見で、アフリカを中心とする多くの国の人々が飢餓に直面しているのは、ウクライナの出来事が原因ではないとの考えを示した。
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マウラー氏は、この問題はウクライナ危機以前からあり、かなりシステマティックな側面を持っていると指摘した。
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同氏は、7月にトルコのイスタンブールで締結されたウクライナの穀物輸出協定は「重要」であり、その実施を「拡大・加速」するように求めた。
会見でマウラー氏は、「しかしもし、今日我々が飢饉について話をするなら、それはウクライナ戦争のせいではない」と述べた。
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