フランスのマノン・オブリ議員が、会合の出席者に値上がりしたフランス国民のガスや電気料金の領収証を見せて批判すると、フォン・デア・ライエン氏は、「あなたが見せてくれた領収証は、そう、フランスの人々が言うように『耐えがたいもの』ものです。そうでしょう。その領収証をロシア政府に送ってください」と述べ、「値上がりの原因はロシア政府にある」と指摘した。
また、フォン・デア・ライエン氏は、欧州連合(EU)の対露制裁は今後も継続し、今は制裁を緩和する時期ではないとの考えを示した。
「制裁は継続する。今は和解ではなく、覚悟を決める時であることは明らかです。ウクライナへの資金援助も同様です」
同氏は、EUは当初からウクライナ側に立ち、兵器を提供し、財政援助を行い、ロシアに対し「世界が知る限り最も強力な制裁」を課してきたと述べた。
フォン・デア・ライエン氏は、ロシアの銀行の4分の3が国際市場へのアクセスを遮断され、約1000社の国際企業がロシアから撤退したため、ロシア経済はすでに「生命維持装置につながっている」状態であるとの考えを示した。
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