ライエン委員長はビルド紙の取材に応じた中で、「仮に戦車が必要と彼らが言うならば、我々はこれを真剣に受け止め、供与すべきだ」と表明した。欧州委員長は、ウクライナが必要とする兵器を全て供与するほか、50億ユーロ相当の資金でその経済を補助する必要があると指摘した。
ブルームバーグによると、NATO(北大西洋条約機構)及びEU加盟国は現時点で自国製の戦車、歩兵戦闘車を一切ウクライナに供与していない。
先にウクライナのドミトリー・クレバ外相はドイツがレオパルド戦車、及びマルダー歩兵戦闘車を供与しないことに遺憾の意を表明していた。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は単独でウクライナに戦車を供与する考えを否定し、これを行う場合は同盟国と連携すると表明していた。また、ドイツのクリスティーネ・ランブレヒト国防相は連邦議会で演説を行った中で、ウクライナには「途方もないほど多く」兵器を供与したとし、支援は限界に達したと説明していた。
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