教皇は、西洋世界が間違った道を進んでいると指摘した。同氏は、ラテンアメリカも西側の一部と見なされているが、社会正義の観点からは発展していないことを指摘した。
フランシスコ教皇は「地中海は西側にも属しており、今日、西側は欧州だけでなく、全人類の最大の墓地になっている」と表明した。
フランシスコ教皇によると、西洋は出生率に対して特に脆弱になっている。人口統計学的な「冬」は主にイタリアとスペインで見られる。
以前、フランシスコ教皇は、人類は20世紀に3回の世界大戦を生き延びてきたと述べた。同氏は現在の状況を災害と呼んだ。教皇は、ウクライナに加えて、アフリカを含む他の国でも紛争が続いており、「誰もこれを気にしていない」ことを指摘した。
これより前、ローマ教皇はウクライナ危機について言及した中で、対話こそ平和に繋がる唯一のドアであると訴えた。また、ウクライナに対する自衛目的での兵器供与を道徳的に認める姿勢を示した。
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