気象庁は午後9時時点、鹿児島県に暴風と波浪、高波の特別警報を発表。宮崎県には大雨特別警報が出されている。
気象庁によると、極めて強い台風で数十年に一度しかないような大きな災害が発生する恐れがあるとして、頑丈な建物の安全な場所で過ごすように呼びかけている。
台風の中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルで、最大瞬間風速は65メートル。報道によると、宮崎県や山口県の複数の河川で水位が氾濫危険水位を超えたという。
また、災害が発生、切迫していることを示す警戒レベル5(緊急安全確保)が宮崎県の複数の市町村と鹿児島県で出されている。警戒レベル5が発令された場合、ただちに命を守るための行動をとる必要がある。
この台風による被害も発生している。熊本県では風にあおられて2人が負傷し、宮崎県都城市では土砂崩れが発生した。また、宮崎県では午後5時時点で強風による転倒や割れたガラスで足を切るなどして10人が怪我をしたという。
停電も発生している。九州では18日午後9時時点で27万戸で停電が続いている。
台風は今後、進路を東寄りに変え、本州付近を北東に進むとみられている。そして、19日にかけて西日本や東日本の太平洋側で非常に激しい雨が降ると予想されている。
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