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糖を水素に変える細菌 研究者らが発見

ロシア科学アカデミー・バイオテクノロジー基礎研究センターのロシア人研究者が、廃水の中に含まれる糖を水素に変換する細菌を発見した。この研究をまとめた論文が、「International Journal of Hydrogen Energy」に掲載されている。
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今回発見されたのは、「SP-H2」という細菌。55〜60度という高温で生存するという 。この細菌は、高温環境下で生存可能なサーモアナエロバクター目に属する微生物で、サーモアネロバクテリウム属サーモサッカロリティカム種の一つ。
SP-H2は、糖質を多く含む有機廃棄物を分解し、水素を発生させる。研究者らがあらゆる糖を使って実験してみたところ、マルトースが水素変換の効率が最も高く、ラクトースとセロビオースではやや劣ることが分かった。
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研究者らによると、水素の変換効率は現在2%未満であることから、今後はこの効率を挙げるべく方法を改良していく予定だという。
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