今回発見されたのは、「SP-H2」という細菌。55〜60度という高温で生存するという 。この細菌は、高温環境下で生存可能なサーモアナエロバクター目に属する微生物で、サーモアネロバクテリウム属サーモサッカロリティカム種の一つ。
SP-H2は、糖質を多く含む有機廃棄物を分解し、水素を発生させる。研究者らがあらゆる糖を使って実験してみたところ、マルトースが水素変換の効率が最も高く、ラクトースとセロビオースではやや劣ることが分かった。
研究者らによると、水素の変換効率は現在2%未満であることから、今後はこの効率を挙げるべく方法を改良していく予定だという。
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