トカエフ大統領は演説の中で、直近の数ヶ月間で生じたエネルギー燃料の供給トラブルを指摘し、これらの不足を緩和する用意があると表明した。また、長期的な見通しにおいてカザフスタンはエネルギーの多様化を目指しており、水素燃料や再生可能エネルギーに強い関心を払っていくと指摘した。
大統領は現在の地政学的状況を踏まえ、グローバル・インフラを多様化する必要性を主張した。カザフスタンは海洋への出口を持っていないものの、陸路を通してアジアから欧州に燃料を供給できる国であると指摘した。
カザフスタンは自国を経由した輸送量の拡大を期待しており、輸送の一翼を担うカスピ海については平和と新たな可能性を約束する海として維持していく必要性を強調した。
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