「トヨタのおかげで高品質がロシアに出現 自動車産業には大きな痛手」 トヨタがロシア現地工場を閉鎖へ

トヨタ自動車はロシアで15年にわたって稼働してきたサンクトペテルブルク郊外の工場を閉鎖し、自動車生産を中止する。ロシア産業貿易省の報道部が明らかにした。
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工場は稼働停止になり、後日、おそらく売却される。売却後もトヨタ車の生産は行われない。ロシア産業貿易省によれば、トヨタは解雇するオフィスと工場のスタッフに高額の補償を提示する。
ロシア人自動車専門家のイーゴリ・モルジャレット氏はトヨタ工場の閉鎖はロシアの自動車産業にとっては大きな痛手だとして次のように語っている。
「トヨタはロシア市場に来るよう長い時間をかけて説得され、ようやく参入した。15年間、Camry や RAV 4といったハイクオリティで非常に人気の高い車両を組み立て続け、この工場で働く労働者だけでなく、たくさんの関連企業に雇用を与えてきた」
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モルジャレット氏は、ロシアにはまだアフトVAZや中国のHavalも操業しているため、これでロシア自動車産業の終焉というわけではないものの、高品質が出現し、労働工程がハイレベルに組織されるようになったのは、まさにロシアに日本の自動車工場ができたおかげだと指摘した。
「これは非常に悲しい話だ。こうした類の工場のおかげでロシアの自動車産業はグローバルな自動車生産のシステムに加わることができていたからだ」
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