米国やNATOとの対立にロシアは関心を持っていない=露外務省

ロシアのリャプコフ外務次官は23日、キューバ危機から60年を記念した会議で、米国および北大西洋条約機構(NATO)との露骨な対立にロシアは関心を持っておらず、ロシアは米国のバイデン政権もウクライナをめぐるエスカレーションのリスクを理解することに期待していると述べた。
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リャプコフ氏は、「ロシアの脅威との戦い」において圧力をかける手段のすべてを使用するという米国の現在の路線は「米国の外交政策の不変のものであり、今後も変わることはないだろう」と述べた。
リャプコフはまた、米国が低出力核弾頭搭載型トライデントⅡ潜水艦発射弾道ミサイルを警戒態勢に置くことを決めたことについて、米国は意図的に核兵器を使用するための敷居を下げており、ロシアの安全保障に対する脅威をつくり出しているとコメントし、米国は自国の核兵器を近代化して状況を不安定化させていると指摘した。
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リャプコフ氏は、ロシアは引き続き米国の行動に対応するために適切な措置を講じると強調した。
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