世界のソブリン債市場は1949年以来の深刻な落ち込み=ブルームバーグ

西側諸国の中央銀行は、高いインフレ率を食い止めようとして金利を上げ、それがソブリン債市場の崩壊を引き起こす。ブルームバーグが報じた。
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ブルームバーグが引用したバンク・オブ・アメリカの専門家によれば、世界中のソブリン債市場は、欧州が第二次世界大戦から復興し荒廃していた1949年以来、最悪な事態の瀬戸際にある。
米国連邦準備制度 (FRS) および他の西側中央銀行は、新型コロナウイルスのパンデミック時に行ったように、経済をサポートするために基準金利をゼロ近くに維持することを停止した。ブルームバーグによると、大きな影響を与えたのはこの逆転だった。
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同紙は、米国のFRSが発表した基準金利の引き上げは、世界経済への最後の打撃であると指摘している。
これより前、中国共産党機関紙「環球時報」は米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げにより、米ドル高と他国通貨の下落が同時に進行していると報じていた。その結果、世界は米国の強引な金融政策の代償を再び払うことになり、米ドルの覇権主義に嫌気がさし、すでにその代替策を取り始めている。
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