中国人民銀行は、新型コロナウイルスの感染拡大、特に上海での封鎖とそれによる生産や物流の混乱が相次ぐ中、人民元の対ドル基準値を4月末から引き下げている。
4月26日の人民元の対ドル基準値は681ポイント下落し、2015年8月13日以来最大の下落を示した。感染拡大の状況の改善を背景に、5月には人民元の対ドル基準値が上昇し始め、6月中旬以降、そのわずかな変動は360ポイント以内で観察されていた。
中国当局は、3月5日の国会開会時に発表された社会経済開発計画の中で、2022年に人民元の安定した基準値を合理的でバランスの取れた水準に維持する意向を発表した。
スプートニクは以前、ロシアと中国政府によるアンチ米ドル同盟について報じている。
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