ストルテンベルグ氏は、自身のツイッターに「NATOとEUの協力は安全保障と安定に寄与しており、パートナーシップ発展に向け、新たな共同宣言に合意する時が来たと考えている」と綴った。
今年6月に行われたマドリードでのNATO首脳会議で、欧州防衛戦略「戦略的コンパス」が承認され、NATOの新たな戦略概念が採択されたことを受け、EUはNATO との間で新たな共同協力宣言の交渉が進展することを期待していると述べていた。
注目すべきは、新たな欧州戦略が、NATOから自立して活動できるEUの即応部隊の創設を規定していることだ。同時に、EU関係者は、NATOは欧州の安全保障を確保するための主要な組織であり続けることを強調している。
欧州の情報筋によると、新たなEU・NATO共同宣言は、「地政学的状況」、サイバーセキュリティ、宇宙における安全保障、有害なテクノロジー、気候変動が安全保障に及ぼす影響、偽情報や内政干渉への対策、防衛計画分野での協力など、新旧の協力分野を反映するべきだという。
関連ニュース