ブルームバーグは、個人の家庭や、化学から工学に至るまでの大企業の両方が経済的な攻撃を受けていると指摘している。ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」の妨害行為は状況を悪化させ、欧州がロシア産ガスの供給がなければサバイバルを強いられることを示している。
ブルームバーグによれば、国内総生産が5%減少する。今後数か月が特に寒くなり、欧州連合(EU)の国々が燃料備蓄を効果的に割り当てることができない場合にこのようなシナリオになりうる。
同紙のコラムニストは「これは2009年の景気後退と同じくらい深刻だ。そして、その運命が回避されたとしても、ユーロ圏経済は、第二次世界大戦以来3番目に大きな不況の中で2023年を過ごす。ドイツが最も大きな打撃を受けるだろう」と書いている。
中国共産党機関紙「環球時報」は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げにより、米ドル高と他国通貨の下落が同時に進行していると報じていた。その結果、世界は米国の強引な金融政策の代償を再び払うことになり、米ドルの覇権主義に嫌気がさし、すでにその代替策を取り始めている。
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