米国のウクライナ紛争参加は明白な事実=駐米大使

米国がウクライナ紛争に直接参加していることは今日明らかな事実であり、米国政府はウクライナに対する殺傷兵器の供給を露骨に拡大している。ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使が米誌ナショナル・インタレストに発表した記事の中で表明した。
この記事をSputnikで読む
駐米大使は、次のように指摘した。
「今日、キーウ(キエフ)・レジームの軍事行動に米国が直接的に関与していることは明白な事実である。ミサイルの供与を公然と行っている。キーウに諜報データを共有している。ロシア軍に対する作戦を共同で策案している。 ウクライナ人は戦闘技術をNATOの兵器で学んでいる」
米国がウクライナへの追加軍事支援策を発表、数年かけてハイマース18基を供与
このように指摘した上で駐米大使はロシアの忍耐力が試されていると指摘した。
「本質的に言って、ワシントンは巨大な核大国の対決という状況に向けて背中を押しているが、これは予測不可能な結果をもたらす」
またロシアに編入されたクリミアに攻撃が加えられる場合、ロシアが反撃しないという憶測は誤りであるとけん制したほか、ロシアが核の脅威をちらつかせているという見方を米国が広めていることも批判した。
ただし大使はロシアと米国が困難を乗り越え、核衝突という奈落に足を踏み入れないことに対する希望を示した。
関連ニュース
ウクライナで核保有国の地位を取り戻すことが提案される
ウクライナ支援は衝突への参加を意味しない=NATO事務総長
コメント