クリミアへの攻撃は自衛措置、米国はあらゆる兵器の使用を許可=ウクライナ駐米大使

米国政府とウクライナ政府の間で交わされている合意によると、米国製兵器のロシア領に対する使用禁止は多連装ロケットシステム「ハイマース」のみに適用され、その他の兵器はすべてロシア領に使用可能となっている。また、クリミアへの攻撃はウクライナの自衛措置にあたると米国側は判断しており、クリミアにはあらゆる兵器の使用を許可している。ウクライナのオクサナ・マルカロワ駐米大使が「欧州の真実」紙の取材に応じた中で表明した。
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先にウクライナのアレクセイ・レズニコフ国防相は米国とウクライナの間で交わされた合意について言及した中で、ウクライナ側は米国が供与した兵器をロシア領には使用しないことになっていると述べた。
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マルカロワ駐米大使は「欧州の真実」紙の取材に応じた中で、これは全ての兵器に適用されるのかを問われ、「これはハイマースに限ったことだ」と回答した。また、 米国側はクリミアへの攻撃についてはいかなる制限も指定していないと説明した。レズニコフ国防相も、米国が供与した兵器をクリミアへの攻撃に使用する可能性を残している。
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ポリティコ紙が取材した米国政府高官によると、合衆国はクリミアへの攻撃について、これはウクライナの自衛措置に相当すると判断しており、ウクライナに供与したあらゆる兵器の使用を許可しているという。
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