英BBCが経営難、10言語のラジオ放送を閉鎖へ

英国のテレビ・ラジオ会社BBCは現在行なっているラジオ放送のうち、10言語による放送を中止する。その中にはアラビア語も含まれる。これにより会社側は400人近くのスタッフを解雇し、経費節減を進める。会社側の発表で明らかになった。
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10言語のラジオ放送が中止される結果、BBCは2850万ポンド(約45億7000万円)の節約が可能になるという。中止される放送言語はアラビア語、中国語、ベンガル語、キルギス語、ウズベク語、インドネシア語、タミル語、ヒンディー語、ペルシャ語、ウルドゥー語となっている。
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英国政府は1月、生活費の高騰に伴い市民への支援を行うため、BBCに支払ってきた放送料を2年間にわたって凍結する決定を下していた。
会社側は政府の措置に加え、長期化するインフレや物価高騰により、「困難な決定」を下すことになったという。
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なお、一部の外国語放送は今後オンラインに移行する。BBCの国際放送は会社側の評価によると、世界で3億6400万人が視聴している。その大半がオンラインサービスを利用しているという。
また会社側は組織の再編も検討しており、タイ語セクションはバンコクに、韓国語セクションはソウルに移転させる。中国語セクションはロンドンに置かれる見通し。
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