トランスジェンダーの米軍医とその妻 ロシアのスパイとして起訴される

米連邦捜査局(FBI)は、米陸軍の軍医ジェイミー・リー・ヘンリー少佐とその妻で医師のアンナ・ガブリエリャン氏が、機密の医療情報をロシア当局に提供しようと共謀したとして起訴した。米NBCニュースが報じている。
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リー・ヘンリー氏は軍医であり、ジョンズ・ホプキンス大学の麻酔科医でもある。同氏は、2015年に自身の名前と性別の変更が正式に認められ、現役の米軍将校として初めてトランスジェンダーであることを公表した人物。
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検察側によると、ガブリエリャン氏が駐米ロシア大使館に連絡を取り、夫妻はロシアの外交官に情報を渡そうとしていたという。8月中旬、ガブリエリャン氏にロシア大使館の職員と名乗る男から連絡があったが、その人物は実はFBIの潜入捜査官だった。
そのFBIの潜入捜査官に対し、リー・ヘンリー氏は協力の意思を示し、ロシア軍に志願したいと伝えていた。またその際に同氏は、米国は今、ロシアへの憎悪を隠すためにウクライナを利用していると述べたという。さらに夫妻は、米海軍情報本部役員の妻、国防総省の職員、元軍人の家族3人が含む6人の医療データを捜査官に提供したという。
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