ハンガリー政府、エネルギー関連で対露制裁の一部発動回避に成功

ハンガリーは欧州大使会議で粘り強い交渉を行った結果、パイプラインで輸出されるロシア産原油については価格上限設定を設けない約束を取り付けた。ハンガリーのペテル・シイヤルト外相が表明した。
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ハンガリーはロシアから主にパイプラインで原油を輸入していることから、EUが発動する価格上限設定はロシアとハンガリーの取引に影響を与えることは無くなった。この合意は非常事態に海上輸送で輸出されるロシア産原油についても適用されるほか、原子力発電に関わる分野も制裁から除外された。
ハンガリー国内で唯一稼働するパクシュ原子力発電所(ソ連の技術で建設)の操業にも影響を与えない見通し。また、原発に関係する研究所も制裁リストから除外された。
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G7は9月2日に財相会合を開催し、12月5日から露産石油の価格に上限を設定することで合意した。これに対しロシア側は、価格上限を適用する国には、露産石油の輸出を停止すると警告している。
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