不安定化を招く西側の影響力:韓国と日本はAUKUSパートナーシップに引き入れられている

ロシア外務省第3アジア局のニコライ・ノズドレフ局長は、スプートニクのインタビューに応じ、米英豪3か国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」について、地域以外のプレーヤーによって全速力で強化されていると語った。
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ノズドレフ氏によると、AUKUSプロジェクトの実現にはカナダとニュージーランドだけでなく、大きな技術的ポテンシャルを持つ日本と韓国も引き入れられており、複数の東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国も候補とみなされている。
ノズドレフ氏は、2022年6月に設立されたオーストラリア、日本、ニュージーランド、英国、米国による「ブルーパシフィックにおけるパートナー(PBP)」は、AUKUSを基盤に西側が形成した新構造の要素の1つだとの見方を示した。同氏によると、PBPはAUKUSに日本とニュージーランドが加わった所謂「AUKUSプラス」という初の公式フォーマットであり、「さまざまな種類の『中立的』な問題を議論することで、今のところはカモフラージュしている」という。
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また、今年9月22日に米国で開催されたPBP外相会合に参加したフランスとドイツも加わる予定だとされる。
ノズドレフ氏はまた、「拡大AUKUS」に参加するとみられるすべての国が、オーストラリア空軍主催の大規模な多国籍軍事演習「ピッチ・ブラック」に参加し、ドイツ、韓国、日本は初参加だったと指摘した。
2021年9月中旬、オーストラリアは新たなAUKUSパートナーシップの枠組みで、英国および米国と防衛・安全保障分野における協定を締結した。
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