トルコとアルメニアが13年ぶりの首脳会談 プラハで

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相は、プラハで開催の欧州政治共同体の第1回首脳会議の枠内で、国交正常化プロセス再開後、初の会談を行った。AHaberテレビが報じた。
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会談は非公開で実施された。
会談にはハンガリーのオルバン首相、マクロン仏大統領も途中から参加している。

二国間関係の歴史

トルコと、1991年のソ連崩壊後に独立したアルメニアとの関係は、アルメニアが主張する、オスマン帝国が1915年から1923年にかけて行ったジェノサイド(大量虐殺)によって常に緊張状態にある。
二国間関係の正常化に向けた第一歩は2008年に踏み出されており、それは「サッカー外交」と呼ばれた。和解の道を探る目的で当時のトルコのアブドゥラー・ギュル大統領とアルメニアのセルジ・サルキシャン大統領は両国のナショナルチームによるサッカーの試合を観戦し、会談を行った。このプロセスの継続として、2009年にはスイスの仲介で2つの議定書が締結されている。
議定書には次の事項が記載された。
- トルコ、アルメニア間の外交条件の確立。
- 300キロに及ぶ両国の国境に検問所を設置。
- 第一次世界大戦中のアルメニア人虐殺問題を調査する合同委員会の設置。
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ところがこのプロセスは成功しなかった。トルコとアルメニアの陸上の国境は1993年以来、未だに閉鎖されている。
2021年、両国は二国間関係を調整するための特別代表を任命し、一連の会談を行った。7月1日にウィーンで行われた会議では、アルメニア・トルコ間の陸上の国境における通過を第三国の市民に対して早急に許可すること、アルメニア・トルコ間の物資の直接空輸を開始することが決められた。
今回の両首脳の会談は、2009年以来初めて実施される。
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