米国 放射線治療薬を買い占め中 核の緊急事態に準備

米国保健福祉省は急性放射線症候群の治療薬を2億9000万ドル(420億円以上)を投じて買い占めている。米公衆衛生局、内部部局の戦略的準備対応局(ASPR)の公式サイトにこれが発表された。
この記事をSputnikで読む

「米国保健社会福祉省は、放射能や核の緊急事態の発生後の人命救助に備えた持続的かつ恒常的な努力の一環として(米国の製薬会社)Amgen USA IncからNplateを購入している」とサイトには書かれている

米国では、Nplateは急性放射線症で損傷した血液細胞の治療薬として承認されている。Nplateは放射線による出血を抑えるために、体内の血小板の産生を促進させる。Nplateは、成人、小児の治療に使うことができ、血小板数が減少する血液疾患の免疫性血小板減少症の治療薬としても承認されている。
関連ニュース
米国は、ロシアが核兵器を使用した場合の行動計画を策定した=ブリンケン米国務長官
北朝鮮の核政策法令に米国はどのように反応するのか=専門家
コメント