松尾芭蕉の俳句に触れ日本の制裁を非難 露ザポロジエ州当局者

新たにロシアに編入されたザポロジエ(ザポリージャ)州の行政評議会のメンバーで、住民投票などのロシアへの統合を積極的に推進してきた運動「我々はロシアと共に」の代表を務めるウラジーミル・ロゴフ氏は、日本が新たに発動した制裁について、「意味のないものだ」と非難。松尾芭蕉の俳句に言及し、制裁を耐え抜く意思を示した。
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日本政府は7日、ドネツク・ルガンスク両人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)、ヘルソン両州が住民投票を経てロシアに編入されたことを受け、対露制裁を拡大。ロゴフ氏も編入に直接的に関与したとして、個人制裁の対象に加えられた。
ロゴフ氏は「こうした制裁には意味がない。ザポロジエ州は偉大なロシアの一部としての未来を見据えている。我々にとって卑しい制裁なんぞ何でもない」と述べた。
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一方、ロゴフ氏は日本の江戸時代の俳人、松尾芭蕉の俳句「西か東かまづ早苗にも風の音」にも触れている。この句は芭蕉が初めて東北を訪れた際、平安時代に能因法師が詠んだ秋風の様子を連想し、「土地感がなく方角もよく分からない白河の関に来てみると、早苗の上を吹き渡る風の音がまず耳にとまる」と歌ったもの。
ロシア語には「西か東か、どこからでも私の背中に冷たい風が吹き付ける」と訳され、知られている。ロゴフ氏はこの句を引用し、次のように締めくくっている。

「『西か東か、どこからでも私の背中に冷たい風が吹き付ける』。日本の俳人が詠んだ俳句です。我々はいくら制裁の石を投げられようとも、ふんばってみせる。なぜなら家(編注:ロシア)に帰ってきたからだ」

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