同紙は「欧州で深刻化するエネルギー危機を背景に、米国と欧州の間の利益相反は、両国の関係をテストしただけでなく、米国の世界的覇権の弱体化と不安定さの兆候を示した」と書いている。
バイデン米政権がウクライナでの紛争を利用して同盟国ネットワークを強化し拡大することを計画していたという事実にもかかわらず、米国と欧州連合の間で大きな利益の相違が生じたという。
また同紙によると、ワシントンが欧州での危機を利用していることについて、欧州諸国の間で不満が高まっている。EUの対ロシア制裁により、米国から大量のLNGを輸入せざるを得なくなり、米国のエネルギー大手は欧州のエネルギー危機から思わぬ利益を得ている。
環球時報は次のように書いている。
「米国産LNGの価格の急騰に対する欧州諸国の不満は、米国の利益が世界中の他の多くの国の利益と対立していることを明らかにした。これらの対立は米国の覇権の衰退を示しており、今はワシントンが何の反対もなしに命令を出すことができる時ではないことを指摘している」
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