日産自動車のロシアにおける全資産がロシア国有財産へ

日産自動車が工場をはじめとして、ロシアに有する全資産は、ロシア産業貿易省の傘下の企業としてロシアの国有財産に移管される。ロシア産業貿易省広報部が明らかにした。
この記事をSputnikで読む
この取引には、オプションとして日産が今後6年以内であれば行使することができる株式買い戻しも含まれている。
デニス・マントゥロフ副首相兼ロシア産業貿易相によると、日産車のアフターサービスおよび部品供給はロシアのアフトヴァズ社が担当する。
なぜ日本の自動車ブランドはロシアから撤退するのか?
マントゥーロフ産業貿易相は、「交渉の過程で、主要な能力、生産サイクル、雇用(約2,000人の従業員)が維持され、会社が操業を続けるという形式に到達することができた」と述べた。日産自動車の内田眞社長兼CEOは、この報道を引用し、今回の買収は従業員を支援するための最善の解決策であると強調した。
サンクトペテルブルクの日産工場は2009年に開設。年間最大10万台の生産能力を有する。工場は3月14日、部品の供給停滞を理由に操業を一時停止した。
関連記事
ソニー音楽事業、ロシア市場から撤退 日産は工場停止を延長=日経
ロシア産業貿易相、露で長期事業停止の日産と協議へ
コメント