「駐日米軍部隊向けの砲弾がウクライナに渡ったのは、物流上の不具合だった可能性が高いと思う。現在、HIMARSのほとんどがウクライナ戦線に投入されている。ということは米軍後方支援のミスだった可能性も否定できない。こうしたミスは時々起きているからだ」
レオンコフ氏は、日本経済新聞が、北海道で行われるはずのHIMARSを使用した日米合同演習が砲弾がないために中止になったと報じたことについてこのようにコメントした。日本の防衛省は演習の中止について、米国から砲弾が発射訓練の場所に届けられなかったためと説明した。 レオンコフ氏は弾薬を日本に供給する際の物流に不具合がおきた可能性が高いと見ている。
こうした一方でレオンコフは、HIMARS用の具体的な射程距離の砲弾に一時的に問題が生じた可能性もあるとして、さらに次のように語っている。
「米国は射程30〜40キロ、75キロ、150キロとHIMARS用にありとあらゆる種類の弾丸を取り揃えている。もしかしたら、射程75キロの砲弾などはウクライナが盛んに使っているために米国は『砲弾不足』に陥っているのかもしれない」
ロシア外務省は、ウクライナは住民投票の実施されてる期間、ドンバスと2つ州の投票地域へ米国から供給された自走多連装ロケット砲ハイマース(HIMARS)を使った攻撃を行ったことを明らかにしている。
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