資金なし、電気なし スウェーデンがフリースタイル・ビッグエア世界選手権の大会開催を中止

スウェーデンではエネルギー価格の急激な高騰と高いインフレで11月にファルン市で開催が予定されていたフリースタイル・ビッグエア世界選手権のスウェーデン大会が中止になった。Inside the Gamesが報じた。
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スウェーデン・スキー連盟のステファン・カールソン会長の説明によれば、これまでスキー連盟に協力していた企業が電気料金の急激な高騰による電力不足やインフレ率の上昇で深刻な財政問題を抱え、多くが投資を見直してしまい、その結果、フリースタイル世界選手権のスウェーデン大会の組織側は大会開催の資金不足に陥ってしまった。
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カールソン会長は、スウェーデンのスポーツイベントのトップレベルのスポンサーらが義務を放棄したことを明らかにした。

「我々は世界選手権開催に全力を尽くしたが、中止を余儀なくされてしまった」

スウェーデンでの大会は予定では11月24日、25日に開催されるはずだった。スウェーデン大会が中止となった今、今季のビッグエアー世界選手権に残るのは米国とスイスの2つの大会のみ。
スウェーデンでのスポーツイベントの中止の原因は常に資金不足とは限らない。政治が邪魔をすることもある。
2022年夏、ストックホルムで開催予定だったロシア人フィギュアのアレクサンドラ・トルソワ選手のマスタークラスは、チケットの80%以上がすでに完売だったにもかかわらず、中止されている。
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