ザポロジエ原発 保護する必要があるため、非武装化は不可能=露外務省

ロシア外務省不拡散・軍備管理局のコンスタンチン・ボロンツォフ副局長は17日の国連総会第1委員会の会合で、ザポロジエ(ザポリージャ)原発とその周辺の非武装化について、原発を保護する必要があるため、非武装化は不可能だとの考えを示した。
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ボロンツォフ氏は、国際原子力機関(IAEA)事務局長がザポロジエ原発の周辺に運用のための物理的な原子力安全保護エリアを設定することを提案したことに言及した。

「原則的には提案を支持する。しかし、このエリアのパラメーターについて合意する必要がある。また、交渉が行われている間、そしてそれがどんな結果になったとしても、原発への攻撃が完全に停止されることも重要だ」

ボロンツォフ氏は「ザポロジエ原発とその周辺のいわゆる非武装化はまったく不可能 だ。これ(非武装化)は保護性の度合いの低下、テロが実行される脅威の増大、またウクライナ軍が反転攻勢するための条件形成につながる」と指摘した。
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ボロンツォフ氏は、原発は非常に重要であり、1分たりとも無防備にすることはできないと指摘し、「そのためロシア国家親衛隊のロシア部隊が引き続きザポロジエ原発の保護を続ける」と述べた。
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