「ノルドストリーム」の爆破工作

ノルドストリームのテロ調査はロシア抜きで行われ、望む結果に合わせて調整されている=ペスコフ露大統領報道官

ロシアは、「ノルドストリーム(ノードストリーム)」テロ事件の調査が同パイプライン共同所有者であるロシア抜きで行われていることを遺憾としている。ロシアのドミートリィ・ペスコフ大統領報道官が記者会見で明かした。
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ペスコフ報道官は「ロシアは事実上、独自調査をするために現地で何らかの作業をすることができない」と述べ、他国の調査は望み通りの結果に合わせて、つまり責任をロシアに転嫁する方向で調整されているように見える、とした。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は官僚の話として17日、ドイツ調査団が事故の原因について破壊行為の確率が高いと判定したことを報じた。関与者を特定することはできなかったが、一部の政府関係者は、爆発の背後にはロシアがいるとみなしているという。
ペスコフ報道官は、ロシアの調査担当当局は逆の情報をもっており、また爆発そのものが明らかにロシアの関心に矛盾していると指摘している。
テロ爆発は9月26日、欧州へのガスパイプライン「ノルドストリーム」と「ノルドストリーム2」で同時に発生した。
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