IT・科学

Windows OS搭載のパソコン数百万台 ハッキングされる恐れ

米マイクロソフト社のWindows OSには、ハッキングされる危険性があることが分かった。メディア「Ars Technica」が報じている。
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同社のOSには2年ほど前からバグがあり、パソコンが感染する恐れがあることがメディア専門家の調べで判明した。同紙によると、ハッカーがBYOVDという略称で知られるこのマルウェア技術を利用すれば、Windows OS内で最も強固に守られた領域に簡単にアクセスできるという。
このため、マイクロソフト社のOSを搭載した何百万台ものパソコンの安全性が脅かされているという。
ここ数年、BYOVDによる攻撃が多発している。2021末には北朝鮮当局が支援する「Lazarus(ラザルス)」がBYOVDを用いてハッキングした。ラザルスは、米デル社の古いドライバーを使って、オランダの航空宇宙企業の社員とベルギーの政治ジャーナリストのパソコンに攻撃したという。
マイクロソフトはBYOVDの脅威を認識しており、これらの攻撃を阻止するための防御策に取り組んできた。同社は、コードの整合性の強制(HVCI)機能を使用したり、不正なドライバがディスクに書き込まれるのを防ぐためASRという技術でこの問題に対処しようとしているが、これらのアプローチは同社が意図したほどには機能していないという。
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