フランス元大統領 欧州委員会はウクライナ危機への対応で権限外の行動をとっている

欧州委員会(EC)は現在、ウクライナ危機への対応において、その権限の範囲外の行動をとっている。フランスのニコラ・サルコジ元大統領が仏紙「ル・ジュルナル・デュ・ディマンシュ」に対し、このような考えを示した。
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サルコジ氏は同紙に対し、「欧州委員会は行政組織だ。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が、欧州協定のどの条項に基づいて、武器調達や外交政策について自分の能力を考えているのか、私には全く理解できない」と述べた

EU、ウクライナへの軍事支援のトランシェを承認
また、サルコジ氏は、武器を提供すればするほど死者が増加すると強調し、ウクライナ危機における欧州連合(EU)の政策が「熱狂や、いらだち」に依存しすぎていると指摘している。さらにインタビューで同氏は、ウクライナをめぐる今の状況について「我々は火山の縁で踊っている」と表現している。
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