米議員ら、ファーウェイのロビイストから寄附金を授受しつつ、企業を批判=米誌

米国の両党の議員らが中国の通信機器大手華為技術(ファーウェイ)からの寄附金を受け取っていると米週刊誌ワシントン・エグザミナーが伝えている。
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ワシントン・エグザミナーがそれに関する文書を引用して報じたところによれば、「2016年9月から2022年6月にかけて、少なくとも、33人の共和党議員と13人の民主党議員が、ファーウェイのロビー活動のために支払いを受けた人物から平均770ドルの寄附金を、自らの選挙活動のために受け取っていた」とのこと。
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記事には、寄附を行ったファーウェイと関連のある企業数社の名が挙げられ、下院少数党院内総務のケヴィン・マッカーシー議員が、1年半の間に2900ドルという最大の寄附を受け取っていたほか、同議員の基金に1万7,900ドルが振り込まれていたと記されている。一方、多数党院内総務は、2020年12月、自らの選挙活動に1000ドルを受け取ったと指摘されている。さらに記事によれば、ファーウェイは、2021年以降、通信の問題に関する議会でのロビー活動に少なくとも1500万ドルを費やしたとされる。
寄附金を受け取った議員の中には、その上でファーウェイを批判している者もいるという。10月初旬に米テクノロジー関連企業IBМを訪問したジョー・バイデン米大統領は、中国企業に影響を与え、マイクロチップの生産に関する大統領のイニシアチブの推進を妨害しているとして共和党議員らを非難した。
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