アーガス・メディア・リミテッドは、ガスの価格が1000立法メートルあたり700ドルを超えたことから、アンモニアの生産の収益性が下がっているとの評価を下していた。またフィッチ・レーティングも、2022年9月末、欧州にある肥料生産工場のおよそ20%が生産を中止したと伝えていた。
チェルノフ氏は、「欧州市場では、1年のうち2ヶ月以上にわたって、天然ガスの価格が生産による収益のほぼ2倍となった上、ロシアからのガスの供給が削減したことから2022年の欧州での肥料の価格は1.5倍値上がりする可能性がある」と述べた。
ロンドン国際取引所のデータによれば、欧州におけるガスの取引価格は、25日の取引終了時点で、1000立法メートルあたり1000ドルを超えた前日終値のおよそ1.5%値上がりした。
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