【視点】日本からのロシア特殊部隊のコスプレ:FSBとGRUへの賞賛、お気に入りの小銃、ロシアの軍服の利点

コスプレーヤーでもあり、カトロフというユーザー名で、ツイッターに写真を投稿しているロシア軍兵器のファンが、「スプートニク」からのインタビューに応じ、こうした趣味を持つようになったきっかけと自身の好きな兵器の種類について答えてくれた。
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コスプレにロシアの軍事を選んだ理由とは?

「本格的にロシア系軍事組織のコスプレをはじめたのは2013年ごろだと思います。その前後でロシア軍に大きな装備更新があって、古い軍用装備などが多く売られていたためです。 そこから様々な組織や年代のアイテムを揃えてきました。ゲーム 「メタルギアソリッド」シリーズに登場するソビエト連邦軍の兵士や、ゴルルコビッチ私兵(彼らは私兵となっているが、 冷戦期の空挺部隊などの装いをしている)の影響が大きいと思います。また、ハリウッド映画にも多く登場するロシア兵士に興味を持ち、そこから実際のロシア軍事組織に憧れや畏敬の念を抱きました。」

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ミステリアスである魅力

カトロフさんにとって、ロシア軍と日本の自衛隊との大きな違いがロシア軍への関心が大きくなった理由の一つだという。

「興味を持った当時、一般的にはロシアの軍隊は日本国内では謎に包まれている雰囲気がありました(=ミステリアスである魅力)。日本国内での軍事組織と大きくかけ離れた様相の兵器群です。これは新世紀エヴァンゲリオンの劇場版等でも登場していたためでもあります。またFSBやGRUといった著名な諜報組織の存在、特徴的な軍服・空挺部隊の勇ましさ、軍歌に、自己のイデオロギーにも関わらず魅了されたためです。大きくざっくりと調べています。SNSに多くいる有識者の方々には敵いませんが、ロシアの組織が参加した紛争などの記事、また可能な範囲で組織図などをチェックしています。 現在ではシリアでのロシア連邦軍の動向やチェチェン共和国の組織などについて調べています。」

ロシアの装備品は日本で買えるのか?

カトロフさんは、かなり年季の入ったファンであることから、ロシアの装備品を手に入れる方法をたくさん知っているという。

「種類にもよりますが、だいたいの品物は日本国内のロシア軍アイテム専門店や知人との 売買で手に入ります。インターネット上のロシアのボエントルグ (ミリタリー用品店)や民間メーカーのweb店舗で買い物をする事もありました。」

ソ連とロシア

カトロフさんは、ソヴィエト・ロシア独自の進化を遂げた銃器に魅了される人々はかなり多いのではないかと述べ、当然、自身もその中の1人だとしている。

「具体的にモデルを上げるとすれば、SVDやAK-74Mといった小銃は好みの部類となって います。次に軍服ですが、特に野戦服の生地や裁断に興味を持っています。山岳服(ゴルカ)は日常生活の中でも作業着や防寒着として愛用しています。自分の所持している銃は電動のエアソフトガンで、そのほとんどが知人やミリタリー化されたロシアの実銃を持っている人や、猟 銃としてサイガ自動散弾銃を持っている人もいます。」

基本的に、カトロフさんはインターネットで仕入れた情報をTwitter等SNS上で知人と交換などしているという。ロシアの装備品を着て、仲間と写真撮影したり、エアソフトゲームに参加するなどの活動も行っているのだそうだ。
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