アフガニスタンのアヘン生産量 1年で32%増加

国連の報告書によると、アフガニスタンにおけるアヘン栽培量は、タリバン当局の黙認により1年間で32%増加した。米CBSニュースが報じている。
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国連薬物犯罪事務所は、2022年11月1日に発表した年次報告書の中で、「2022年におけるアフガニスタンのアヘン収穫量は、ここ数年で最も多く、栽培量は3分の1(32%)増加した。同国では人道・経済危機が連鎖的に発生しているにもかかわらず、(アヘンの)価格は高騰している」と述べられている。同国のケシ栽培面積は2021年には17万7000ヘクタールだったが、2022年には23万3000ヘクタールにまで増加した。 世界のアヘン収穫量の約8割はアフガニスタンで収穫されている。
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アフガニスタンは、数百万ドルを費やしてケシ畑を撲滅したとしているが、米国主導の侵攻の際であっても麻薬の主要生産地だった。2021年8月にタリバンが政権を握った後で、タリバンは国内でのあらゆる麻薬の栽培を厳しく禁止する法令を発布した。しかし、農民たちは他に生計を立てる方法がないため、アヘンを栽培し続けた。
米国を含むほとんどの外国政府がアフガニスタンの国家備蓄の資産を凍結したため、アフガニスタンの経済は自由落下の如く転落している。同メディアは、アフガニスタンの経済状況が悪化し続ける限り、同国におけるケシ栽培の問題がうまく解決することは期待しがたいと指摘している。
これよりも前、スプートニクは、ピザより早くコカインが配達される国について報じた。その国とはベルギーのことで、同国では現在、麻薬の密売件数が非常に増加している。
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