ソウル繁華街事故、亡くなった小槌杏さんの遺族がコメントを発表「宝物が目の前から消えてしまった」

韓国・ソウルの繁華街イテウォンで起きた事故で亡くなった埼玉県川口市の小槌杏さんの両親が3日、韓国から帰国した。夕方になって遺体も日本に到着し、夜に自宅に戻った。NHKが報じた。
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小槌さんの両親は3日正午すぎ、韓国からの飛行機で成田空港に到着した。都内の大学に通っていた小槌さんは韓国語を学ぶため、ソウル市内の私立大学に留学していた。両親は10月31日にソウルに到着し、病院で遺体と対面した。その後、小槌さんが暮らしていた大学構内の寮を訪れ、荷物を引き取っていた。3日の午後4時ごろには、遺体が別の飛行機で韓国から成田空港に到着した。
小槌杏さんの家族は2日、メッセージを公表した。
この中では「娘は韓国の文化やファッション、音楽に興味を持ち、将来は日本語教師になりたいという夢を持っておりました。8月より渡韓し、大学生活を送っておりました。色々な国や年齢の友人ができ、とても楽しいと日々話しておりました。まさに夢への第一歩を踏み出したところでした」としている。
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そのうえで「素直で優しく、ちょっぴりマイペースな娘は私達の宝物です。その宝物が目の前から消えてしまった現実を、今はまだ受け止めきれずにおります」と記した。
そして「たくさんの人に愛され、支えられた彼女の人生は幸せであっただろうと思います。一日も早く我が家に一緒に帰りたい、そう願っております」とつづっている。
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