米石油会社 ウクライナ情勢で巨額の利益を獲得

ウクライナ紛争開始後にエネルギー価格が上昇したことによって、米国の石油会社は2000億ドル(約29兆円)もの利益を出していたことが分かった。英紙「フィナンシャル・タイムズ」のマイルス・マコーミック特派員が、同紙で指摘している。
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マコーミック氏によれば、エネルギー市場を調査する「S&Pグローバル・コモディティ・インサイツ社」がこの市場の業績と評価レポートを分析した結果、米国で操業する上場石油企業・ガス会社の2022年第2四半期と第3四半期における純利益の合計は2002億4000万ドル(約29兆3600億円)だったという。
同氏は、「この数字は、巨大企業、中堅の総合グループ、小規模の独立系シェールオペレーターの収益を含んでおり、この6ヶ月間においてこのセクターで最も収益性が高い」と強調している。
OPEC年次報告書 少なくとも2045年まで世界のエネルギーバランスで石油が優位
石油会社が超過利益を得たことにより、ホワイトハウスはこういった会社に追加で課税することを望んでいるという。
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