サリバン補佐官は会見で次のように表明した。
「世界のそれぞれの国々は、ロシアから戦争終結を取り付けるため、さらなる貢献をする必要がある。ロシアと関係のある国々はなおさらである」
なお、米国はウクライナに停戦交渉は強要していないとし、あくまでもパートナー国として助言を行っているに過ぎないとした。
また国務省のネッド・プライス報道官はウクライナ政府が交渉に向けて開かれた姿勢を示していることを評価し、一方のロシア側は交渉したいとは口先ばかりで行動が伴っていないと批判した。
米国防総省は10日、ウクライナへの追加軍事支援を発表した。今回の支援額は4億ドルで、アベンジャー防空システム4基、対戦車のスティンガーミサイル、地対空ミサイル「ホーク」、多連装ロケット砲「ハイマース」用のミサイル、榴弾砲の弾薬数万発を供与する。そのほか、グレネードランチャー400丁、ライフル、スコープ、防寒用品なども供与する。
これによりバイデン政権の発足以降、米国がウクライナに行った軍事支援の額は193億ドルに達する。
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