この記事はウクライナ危機が、ロシアとNATOの核戦争に発展する可能性について取り上げたもので、記事の中では、「都合の悪い真実は、西側の大国にとって、ウクライナのために自分を犠牲にすることは利益にならないということだ」と述べられている。
アナリストらによれば、米国とその同盟国の戦略核兵器は、ロシアの装備よりも劣っており、現在、NATOは「無益を下回る」戦力しか保有していないという。
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、これより前、公式レベルでも、西側のメディアでも、核兵器をめぐるテーマがことさらに「膨らまされている」が、ロシアはこれを無責任なことだと考えているとし、非難した。
一方、ロシアのアナトリー・アントーノフ駐米大使は、米国は、「アルマゲドン」が近づきつつあるという議論を起こし、他の国々に反ロシア的な立場をとるようしむけていると指摘した。アントーノフ大使は、米政府はすべてを逆さにして、無責任なレトリックでロシア政府を非難していると述べた。
ロシアが理論的に核兵器を使用することができる条件については、軍事ドクトリンや「核抑止力に関する国家政策の原則」に明記されている。これらの文書によると、核兵器の使用は、ロシアまたはその同盟国に対し、大量破壊兵器あるいは通常兵器による攻撃が行われ、国家の存亡に関わる脅威が生じた場合において可能となっている。
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