チリの首都サンティアゴである日、記者のニコラス・クルムさんが街中でレポートしている時のこと。クルムさんの肩に一匹のオウムが飛び乗ってきた。
突然の出来事には驚きつつも、クルムさんは冷静にレポートを続行。オウムは危害を加えてくることもなく、静かに話を聞いているかのように見えたが…。
事態は急転。オウムはクルムさんが右耳にしていたワイヤレスイヤホンを嘴でくわえ、そのまま飛び去って行ったのだ。
偶然にもこの時、クルムさんは市内で強盗が増加しているというニュースについてレポートしている最中だったのだ。イヤホンが盗まれたことにより、奇しくも話に信ぴょう性が増すことに。
その後、テレビクルーがオウムを追跡し、何とかイヤホンを取り戻したとのこと。しかしこの行為は地元住民には不評だったのか、「オウムを解放してあげて!」との声をかけられていた。
ケーブルを必要としないワイヤレスイヤホンは便利である一方、紛失しやすいのが難点。クルムさんのように、ある日突然鳥の強盗に襲われるかもしれないので、ユーザーは要注意だ。